2015-10-05

子亀の水場(室外飼育編)生後一年経過後の夏

冬を二回越して、だいぶ成長した子亀たち。
一年未満の夏と同じように暖かい時期は外で飼いますが、今までのプランター流用の飼育スペースでは若干狭くなりました。
なので、今年は新しい飼育場所を作りました。

どんな感じで作ったのかを、これから外飼いを始めたい人の参考になればいいなと思い、商品リンクをはりながら紹介していきますね。


さて、子亀の新しい水場ですが、大人亀と同じようにトロ舟にしようかなと思って。
これは大人亀の水場、亀コハウスです。

でも、大人亀とは違ってまだまだ小さい子亀たち。
ネコなどの外敵から守るために、トロ舟の上にネット網をのせたほうがよいかなと。
そうすると、水場の中で動きを完結させるには、今までのプランターと同じような深い形がいいな。
でも、そんな深くて大きなトロ舟って、あるのかな??

はい、ありました。




これ、幅などは大人亀の水場と同じくらいの大きさです。
仕様を見ると、

●縦×横×高さ(mm):900×600×345
●底寸(mm):769.3×469.3
●容量([[リットル]]):127

となっています。
大人亀に使っているトロ舟はホームセンターでも売っていますが、さすがにこの深さになると置いてませんでした。
大きくてかさばりますからネット購入が便利ですね。送料込みだし。
(写真をクリックすると、私が買ったお店に飛べます)


まずは入れ物が決まりました。
次に甲羅干し台などの内部を決めます。


子亀も大きくなりましたので、今までよりももっと大きな甲羅干し台を用意してあげたい。
ということで、100均のキッチン用品売り場で棚を買って、足をはずして、100均で買った人工芝をサイズをあわせて切って、紐で結んで。

使った棚は縦40×横24センチくらいの大きさのものです。
ちょうどこれくらいのサイズですね。

これの足をはずして、裏が上にくるようにひっくり返して、人工芝をのせて、細い紐で固定。
人工芝のほうが確かサイズが小さかったので、2枚買って継ぎ足しています。
(棚を裏返して使っていますが、これは凹みにゴミがたまらないようにするためで、別に裏返さなくても大丈夫です)

これで甲羅干し台は出来ました。
次に、ここまで登ってくる上り坂を作ります。
100均で天ぷらバットの金網(縦23×横17センチ)と園芸用鉢底ネットを買ってきて、網の上に鉢底ネットをとめつけ、甲羅干し台につなぎました。


次にこれをどうやって設置するか。
とりあえず、外敵防止&脱走防止用の網に紐で縛り付けてみました。


きちんと決定するまでの仮の姿のはずが、結局はこの状態で使うことになりました。
紐ですから高さ調節が楽なんですよね。
このワイヤーネットのサイズは90×60センチ、ちょうど↓のサイズですね。



次に浅瀬を作ります。
子亀って、夜眠るときは浅い場所で眠ることが多いんですよね。
なので浅い場所も必要かなと。

100均のキッチン用品売り場で整理棚購入。
大きさは横26×縦18×高さ14センチのものを使いました。
こんな形↓で、これよりもちょっと大きいくらい。


これで浅瀬もOK。


上にのっているのは亀の浮き島です。今まで使っていたものですが、成長した今は上にのると沈みます。
まあ、浅瀬の台があるのでそれ以上沈みませんが。

そばにある石は、東北旅行に行った時に海岸で拾ってきた石です。
亀がつかまりやすいように、そして上にのりやすいような形の石を探してきました。
浅瀬の台が動かないように押さえる役目もしています。

甲羅干し台に登るための登り坂を浅瀬の上に置いてみて、坂の勾配が急じゃないか確認して、よし♪


そうそう、大切なことがあります。


★トロ舟に、水抜き穴をあける。


これをしないと、雨が降ったときに水がトロ舟いっぱいに溜まってしまいます。
穴のあけかたは色々あると思いますが、私は、熱した鉄の棒で溶かしてあけました。
持ち手のついたバーベキュー串を100均で買ってきて、ガスコンロの上でオレンジ色になるまで熱して、トロ舟の側面に押し付けて穴をあけました。



穴をあけた高さは、下から22センチのところ。長い辺に3箇所×2面、計6個の穴をあけました。


穴から水が流れるのを確認して、よしっ



上の網以外をセットして、水を溜めて。


ん~、広くて気持ちよさそうに泳いでいます。
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)は水棲カメですので泳ぎがとっても上手です。


水抜き穴の下まで水が溜まったら、甲羅干し台への登り坂を浅瀬の台の上にのるようにしながら網をのせます。

そして、ばねクランプで網を固定。



バネクランプって、これです。


このバネクランプという商品はホームセンターで買いました。
開くのにちょっと力が必要ですが、その分しっかりとおさえられます。

先の日記にも書きましたが、これを使っていましたのでアライグマっぽい生き物から子亀たちを守ることができました。


この子亀ハウスで今年の夏を過ごした子亀たち。
天気のよい日は広い甲羅干し台の上で悠々とひなたぼっこ。

子亀の大きさと比べると、この水場の水量は多いと思います。
なので水が汚れるスピードが遅く、水換えを頻繁に行わなくてもよい利点もありました。
(私は浄化装置を使わず、水を全部取り替えています)
夏場は数日すると水の色がうっすらとグリーンになってきます。
俗に言う「グリーンウォーター」ですね。
植物性プランクトンが増えて緑色になり、カメのフンを食べて分解してくれるそうです。
水換えをしなくても自然のサイクルが出来上がりますので、臭いはしないしとても楽でした。
夏場でも水換えは一週間に一回くらいで済みました。
もっと放置してもたぶん大丈夫だと思うのですが、もしも環境が突然悪化したらと思うと怖くてできませんでした。

寒くなり始めた今の時期のほうが水換え頻度が高いです。
エサの食べ残しが結構ありますので、底のほうにたまってしまって。


食欲が落ちてきて、寒い冬が近づいてきました。
おととしと去年は室内で加温して冬を越しましたが、今年はピン、パン、グチャの3匹を初冬眠させます。
今度甲長&体重測定をしますが、この3匹はとても大きく成長しました。
いつまでも室内で冬越しさせるわけにもいきませんので、体力もつきましたし、冬眠させることにします。




子亀の水場の変遷
http://nyagonyadaily.blogspot.jp/2015/10/blog-post_5.html
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